ご挨拶

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 京極町社会福祉協議会

 会長 清水 耕策

 日頃より社会福祉協議会に対しご理解とご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
 私は50年あまりソーシャルワーカーとして社会福祉(主に精神保健の分野)に従事してきました。支援してきた人たちを振り返って見ますと、ほんの少し考え方や気持ちを整理するお手伝いをしただけで、支援していると思っていた人たちは自分たち自身で問題を解決できたように思います。「アル中」といわれ飲んだくれで周囲からどうしよもないと見捨てられた人も、借金地獄で家族に迷惑をかけたギャンブル依存症の人も、私たちと話し合い、一緒にグループに参加をすすめると勝手に良くなる人を多く見てきました。どんな人でも困った状態から少しでも良くなろうと努力する力があることを体験し、そのような経験から誰もが回復する力を持っていると信じることができました。
 地域福祉を推進する社会福祉協議会においても、福祉の専門職がより良い地域づくりを支援する社協ではなく、地域の皆さんと話し合い、地域の人々の力を信じて、地域の課題を地域の皆さんと共に解決する社会福祉協議会をめざしたいと考えております。

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 京極町社会福祉協議会

 事務局長 駒田 拓朗

 京極町社会福祉協議会事務局長の駒田拓朗です。
 京極町に来て15年が経過しました。
 「福祉」は「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉です。福祉関係者の中には、ふ・く・しを頭文字にして「ふだんの」「くらしの」「しあわせ」と説明する方もいるようです。
 実は京極町に引っ越してきた当初、当然知り合いはなく寂しい思いをしていました。が、ご近所の方々が気にかけて優しく声をかけてくださるなど、当時の私たち家族を支えてくださいました。地域の行事で子供に友達ができると、私たち親にも友人ができました。私自身、京極町に来て段々と「ふだんのくらしのしあわせ」を実感するようになりました。そして京極町での暮らしが好きになりました。
 社会福祉協議会はその名の通り、福祉の推進について協議し企画・実践する住民基地です。ふだんのくらしの中で「困り感や心配事を抱えている人」や「誰かのために何か応援したい人」、「楽しいことを企画運営してみんなで楽しみたい人」、「楽しいことに参加してみたい人」など、多様な思いを持った人がいると思います。私は、そのような困りごとや要望を受け止め、「困っている人には支援や応援・寄り添ってくれる人」を、「企画運営を一緒にやってくれる仲間づくり」や「参加したい人を募る」など、「人と人が出会う多様な交差点づくり」をお手伝いできればと考えています。ふだんのくらしのしあわせを実感できる、笑顔があふれる地域づくりに少しでも貢献できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。